いま草野球チームにできること

東日本大震災の影響がここ東京でもじわじわと広がってきています。

 

実際にメンバーのご家族などが被害に遭われたり、活動を自粛されている草野球チームが散見されますし、グラウンドも使用不可となっている箇所もあるようです。ガソリン不足で車での移動も憚られることもあるかもしれません。精神的にも草野球をやる気分にならないという方もいるでしょう。実際に対戦募集の掲示板には情報が少ないですし、グラウンドの空きも普段より多いようです。

 

こんなとき、一個人としては、義援金や物資を送る、ボランティアで活動をする、ということも可能ですし既に動かれている方も多いことでしょう。プロ野球選手であれば募金活動を効率よく行うこともできるでしょうし、少し落ち着いたタイミングでチャリティーマッチなどで勇気付けることもできると思いますが、、、我々草野球人にできること、って何でしょう?

 

草野球の楽しさは、青空の下、若者からおっちゃんまで、無邪気に白球を追えるところ。勝負に拘るかどうか、などチームのあり方に差はあれど、基本的に野球が好きでやっているひとばかり。だからこそ我を忘れて野球に打ち込むことで身体も心も健康でいられると思います。

 

もちろんまだまだ落ち着いた気分で野球はできません。既に書いたとおり様々な理由でやりたくてもできない方も多いはずです。でも、やれるのであれば、もし「自粛」だけが理由なのであれば、、、勇気を持って「野球をやろう」と言って欲しい。

 

そのかわり、いつもは気恥ずかしくて呼ばない家族や友人を誘ってみたらどうでしょう。いつも相手を入れても20人だけの集まりが30人や40人になるかもしれない。それだけの人数で大きな声を出し合って草野球に取り組んでみたら、みんなで童心にかえって心の底からの笑顔を取り戻せたら、それが明日への活力にもなるはず。そして、その活力をみんなが持ち帰って、家庭や職場でばらまいて、周りを元気付けられたら、草野球をやって良かったと思えるんじゃないかなと。

 

私たち一般人は芸能人でもないし、ごく近しいひとしか元気付けられないですが、何もできないわけじゃない。そして、すべては自分が元気になることからはじまるんじゃないかなと思っています。